外国個人の株式投資が解禁されたインドを見ていきます。


by indian-kabu

インドの格付は新興国の上昇に反している

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Financial Times紙4/30/2012によれば、S&Pがインドの格付についてネガティブの発表を行ったことは、新興国への警告とも取れると報じている。人口や成長の面で、インドがネガティブに下方修正されたことは新興国のシナリオに合っていない。何が起こっているのか?

Bricsとインドネシア、トルコの格付会社の過去の格付動向を見てみると、2003年以来、上昇傾向にある。この間で、ロシア、ブラジル、インドは中国と同様に投資適格の格付に入っている。インドネシアとトルコは入っていない。

しかし、インドとロシアはここ数年、格付の上昇が止まっている。2008年にはロシアはS&PやFitchに格下げとされている。理由は外貨準備高の減少であった。ロシアは原油価格の高騰で浮上したが、化石燃料以外への分散が不足している。それで格付会社は格下げとした。しかし、ロシアは投資適格国を維持している。
インドは2007年に投資適格国に復帰した。しかし、それ以来、経済成長の原動力が停滞しており、現在は10年ぶりで初めて格下げ方向に転じている。

インドネシアも同様な動きで、過去10年以上で見ると1990年代後半のアジア通貨危機から回復している。しかし、経済は停滞の兆しを見せている。S&Pのみがインドネシアを投資適格国にしていない。

勿論、格付は意見であって、これに同意する必要はない。格付会社は金融危機が到来することも予想できない。しかし、投資適格国になれば、国にとっては有利になる。借入金利はより低くなる。

インドが投資適格国以下に格下げされれば、問題である。ある格付会社が格下げすれば、その他の格付会社も格下げする可能性は大きい。そうなれば、インドはより高い金利を支払わなければならない。そうなれば、財政収支を悪化させる。

インドはBRICsで最初の投資不適格国になることを恐れている。

(by インド株ドットコム)


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by indian-kabu | 2012-05-03 15:15 | 経済