外国個人の株式投資が解禁されたインドを見ていきます。


by indian-kabu

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インドは底か?

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Financial Times紙5/17/2012は、インド経済の逆風にもかかわらず、インド株で利益を上げることは可能であると報じている。BNP Paribasによれば、通貨ルピー安、インフレの再燃、工業生産の収縮でインドには逆風が吹いている。しかし、株式の個別を見ていけばよい銘柄もあるという。

逆風が多い中でポジティブな面もある。商品価格の低下で輸入インフレが低下し、経常赤字や財政赤字を縮小させる可能性がある。政府は、投資家を混乱させる租税回避防止法を再検討する見込みである。中央銀行がルピーを支える方針を強化する予定である。株式の一部には割安になっている銘柄もある。
株式の評価については、PERや益利回り、期待利益成長の面で見ると、過去の例で底が近いとの見方ができるという。

まず、PERでは、現在は12倍である。過去のチャートで見れば、このレベルで反転する可能性もある。益利回りでは、現在は8.2%で、10年物国債の8.53%に近くなっている。利回りの差は0.37%で通常反転するレベルである。勿論、まだ下落する可能性はある。過去における最低は4.9%である。期待利益成長は、リスクフリーのレベルを大きく下回っている。歴史的にも底に近い。

この状態の中でのインド株の投資戦略は3つある。1.優良銘柄で割安に投資、2.市場価格に遅れている銘柄、3.市場が回復するというシナリオ投資である。

1は市場の弱気にも関わらず企業として収益も良く経営、開示が良い企業に投資する。Hero Motocorp、Tata Motors、Mahindra、Idea Cellular、PwoerGrid、Cairn Indiaなどがある。2はSENSEXが10,000の状態のレベルの株価の企業がある。L&TやSAIL、NTPCなどがある。3は、市場が底を打ったとする戦略で購入する銘柄である。ICICI Bank、State Bank of India、Wiproなどがある。

(by インド株ドットコム)


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by indian-kabu | 2012-05-19 19:39 | 証券市場
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Financial Times紙4/30/2012によれば、S&Pがインドの格付についてネガティブの発表を行ったことは、新興国への警告とも取れると報じている。人口や成長の面で、インドがネガティブに下方修正されたことは新興国のシナリオに合っていない。何が起こっているのか?

Bricsとインドネシア、トルコの格付会社の過去の格付動向を見てみると、2003年以来、上昇傾向にある。この間で、ロシア、ブラジル、インドは中国と同様に投資適格の格付に入っている。インドネシアとトルコは入っていない。

しかし、インドとロシアはここ数年、格付の上昇が止まっている。2008年にはロシアはS&PやFitchに格下げとされている。理由は外貨準備高の減少であった。ロシアは原油価格の高騰で浮上したが、化石燃料以外への分散が不足している。それで格付会社は格下げとした。しかし、ロシアは投資適格国を維持している。
インドは2007年に投資適格国に復帰した。しかし、それ以来、経済成長の原動力が停滞しており、現在は10年ぶりで初めて格下げ方向に転じている。

インドネシアも同様な動きで、過去10年以上で見ると1990年代後半のアジア通貨危機から回復している。しかし、経済は停滞の兆しを見せている。S&Pのみがインドネシアを投資適格国にしていない。

勿論、格付は意見であって、これに同意する必要はない。格付会社は金融危機が到来することも予想できない。しかし、投資適格国になれば、国にとっては有利になる。借入金利はより低くなる。

インドが投資適格国以下に格下げされれば、問題である。ある格付会社が格下げすれば、その他の格付会社も格下げする可能性は大きい。そうなれば、インドはより高い金利を支払わなければならない。そうなれば、財政収支を悪化させる。

インドはBRICsで最初の投資不適格国になることを恐れている。

(by インド株ドットコム)


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by indian-kabu | 2012-05-03 15:15 | 経済
Financial Times紙4/25/2012によれば、格付会社のS&Pはインドの格付見通しを安定からネガティブに引き下げたと報じている。投資適格の最低のグレードのBBB-は維持する。理由としては、財政再建の不足、成長見込みの弱さとし、2年以内に格下げの可能性があるとしている。

2011年のインドは厳しいものであった。3月に終了した2011年度の成長は3年来の減速の7%以下になる見通しで、インフレは二桁に張り付き、外国からの資金は枯渇している。通貨ルピーはアジアの中でも最悪の成績で、経常赤字、財政赤字は膨らんでいる。高い財政赤字と債務負担はインドの格付に対して最も影響を与えている。

(by インド株ドットコム)


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by indian-kabu | 2012-05-03 15:13 | 経済