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外国個人の株式投資が解禁されたインドを見ていきます。


by indian-kabu

インド、外国人投資家の制限を緩和

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Financial Times : India lifts restrictions on foreign investors

Financial Times 紙1/2/2012は、インドは、市場の活性化を狙い、外国人が直接インドの上場株式に投資することを認めると報じている。財務省大臣は、「投資家層を拡大し、外国からの資金を誘致し、市場の変動を抑えるために、適格外国投資家(QFI)に対して、直接、インドの株式市場に投資することを許可することにした」と述べている。年金資金や信託が直接自由に投資できることも許可されるこの方針は、1月15日から施行される。

外国人は、以前は、インドの株式市場に投資する際には、投資信託や他の機関投資家を通じてのみ可能であった。しかし、インドは、昨年の芳しくない市場を経験し、海外からの資金を誘致せざるを得ない圧力にさらされている。

外国の機関投資家は、ここ数カ月はインドの市場に対して弱気である。経済成長が停滞し、世界の経済見込が悪化しているからである。Sensex指数はインドの株式指数であるが、世界でも悪い成績の市場の1つになっており、2011年は25%の下落であった。外国人はさらに、通貨ルピーの対米ドルに対する16%下落に影響を受けている。

昨年の海外からの資金の引上げは3億8,000万ドル(約293億円)となり、2010年の290億ドル(約2兆2,300億円)の資金流入と対照的である。アジアで第四位のボンベイ証券取引所の先月の上場株式時価総額は、2007年5月時点の1兆ドル(約77兆円)に収縮した。

あるアナリストは、今回の規制緩和で直ぐに外国資本が流入するとは思えないという。株式の下落傾向が確立していて、変化の兆しはないという。(by インド株ドットコム)


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by indian-kabu | 2012-01-03 11:38 | 投資環境